
計測器管理システム4製品の比較|対応端末・課金・監査出力【2026年版】
計測器管理システムは「対応端末・課金方式・導入形態(クラウドかオンプレか)・監査向け出力・料金の公開状況」の5点で選び分けるのが結論です。iPhoneで日常点検を回すならSOKADA、Windows環境に買い切りで入れたいならQC PRO CX、ISO要求事項の網羅性を重視するならQCメイトMD、電気計測器中心で月額プランから選びたいならMyAssetsが候補になります。
本記事は、製品名で検索する導入直前の品質保証担当者に向けて、Web上で確認できた公開情報(対応OS・課金方式・料金の公開状況・監査向け出力)だけを同一基準で横並び比較します。導入実績数やランキングは扱いません。価格や仕様は改定されるため、契約前の最終確認は必ず各社の公式情報で行ってください。
結論:4製品の特徴早見表
最初に全体像を1枚で把握できるよう、4製品に計測器校正HUBを加えた5つを同一基準で並べた早見表を示します。
4製品+計測器校正HUB 特徴早見表
各製品の向き不向きは、対応端末・課金方式・導入形態・監査向け出力・料金の公開状況を並べると判断しやすくなります。下表はWeb上の公開情報をもとにした整理です。
| 製品 | 対応端末 | 課金方式 | 導入形態 | 監査向け出力 | 料金公開 |
|---|---|---|---|---|---|
| SOKADA | iOSアプリ専用 | 台数課金 | クラウド | 証明書PDF保存(台帳出力は要確認) | 公開(5台無料〜46,000円) |
| QC PRO CX | Windows | 買い切り(50万円台〜) | オンプレ(SQL Server) | 帳票出力(構成による) | 一部公開 |
| QCメイトMD | Windows | 要問い合わせ | インストール型 | 帳票・合否判定 | 非公開 |
| MyAssets | PC(ブラウザ) | 月額3プラン | クラウド | 帳票出力 | 公開(月1万〜8万円) |
| 計測器校正HUB | PC+スマホ | 月額(人数) | クラウド | PDF/Excel | 公開(月2,980円/名〜) |

表のとおり、クラウド型はインストール不要で複数拠点から使いやすく、オンプレ型は社内サーバーで完結できる代わりに導入・保守の体制が必要です。料金は公開状況に差があり、QCメイトMDは料金非公開のため要問い合わせ、SOKADA(台数課金)・MyAssets・計測器校正HUBは料金を公開しています。
製品別の特徴(事実ベース)
ここからは各製品の特徴を、誇張せず公開情報の範囲で整理します。いずれも料金や仕様は改定されうるため、最終確認は各社の公式情報で行ってください。
SOKADA(iOSアプリ専用・台数課金・日常点検)
SOKADAはiOSアプリ専用のクラウド型で、台数課金を採用している計測器管理アプリです。iPhoneやiPadのカメラ・通知と相性がよく、現場での日常点検や測定機器のチェックをモバイル中心で回したい運用に向きます。一方、Windows端末やAndroidを主に使う環境では、対応端末がiOSに限られる点を事前に確認する必要があります。台数課金は公開料金で、5台まで無料、50台で月2,900円、500台で月9,800円、1,000台で月15,000円(最大1万台で46,000円・いずれも税込月額・記事作成時点)と段階的に上がるため、管理する計測器の台数が増えたときの費用を見積もり段階で押さえておくとよいでしょう。
QC PRO CX(買い切り・オンプレSQL Server・有償オプション構成)
QC PRO CXはWindows上で動くオンプレミス型(SQL Serverを利用)の計測器管理ソフトで、50万円台からの買い切りライセンスが基本です。月額費用が発生しない買い切り型は、長期利用で総額を抑えたい組織や、データを社内サーバーで完結させたい品質保証部門に向きます。メール通知や権限管理などの機能は有償オプションとして構成する形のため、必要な機能を積み上げたときの総額と、サーバー・OSの保守体制をあわせて検討します。
QCメイトMD(料金非公開・Windows型)/MyAssets(クラウド・3プラン公開)
QCメイトMDはWindowsインストール型で、ISO要求事項の網羅や帳票の合否判定に対応するとされる製品です。料金は非公開のため、見積もりは要問い合わせとなります。MyAssets(横河レンタリース提供)はクラウド型で、ベーシック月1万円・スタンダード月5万円・プレミアム月8万円の3プランを公開しています。電気計測器の管理に寄った構成が特徴で、月額プランから規模に応じて選べる分かりやすさがあります。両製品は「料金が公開か非公開か」「クラウドかインストール型か」という導入の前提が異なるため、まず形態と費用の見え方で候補を絞ると比較が進みます。
比較軸で見る違い(端末・課金・監査出力)
製品名ではなく比較軸で見ると、自社の環境に合うかどうかを判断しやすくなります。ここでは対応端末・導入形態・課金方式・監査向け出力の4観点で違いを整理します。
対応端末とクラウド/オンプレの違い
対応端末は「iOS専用」「Windows専用」「PC+スマホ」に分かれ、これが運用のしやすさを左右します。SOKADAはiOSアプリ専用、QC PRO CXとQCメイトMDはWindows中心、MyAssetsと計測器校正HUBはクラウド型でPCブラウザから利用します。計測器校正HUBはPCブラウザに加えてスマートフォンにも対応するため、事務所で台帳を編集しつつ現場でも参照する運用が可能です。

導入形態はクラウド型とオンプレ型に大別されます。クラウド型はインストール不要で、拠点をまたいだ共有やバックアップを提供側に任せられます。オンプレ型はデータを社内に保持できる一方、サーバーとOSの保守を自社で担う必要があります。製品選定の全体像は、計測器管理システムの比較で押さえるべきポイントでも体系的に整理しています。下図は各製品をこの軸で配置したものです。

課金方式と監査向け出力の違い
課金方式は「台数課金(SOKADA)」「買い切り(QC PRO CX)」「月額プラン(MyAssets)」「人数による月額(計測器校正HUB)」に分かれます。台数課金は管理対象が多いほど費用が伸びやすく、人数課金は台数が増えても利用者数で費用が決まる点が違いです。計測器校正HUBは登録台数無制限で、6名以降は月額2,980円/名(1〜5名は4,980円/名)、初期費用30,000円、14日間の無料トライアル(クレジットカード不要)を公開しています。

監査向け出力は、ISO 9001:2015 7.1.5が求める「校正もしくは検証の記録」「測定機器の識別」「不適合が見つかった際の遡及的な影響評価」を、台帳と履歴として残せるかが要点です。計測器校正HUBは台帳・履歴を監査用にPDF/Excelで出力でき、校正証明書PDFの保管や校正期限のメールアラートにも対応します。各製品の帳票仕様は公開範囲が異なるため、必要な出力項目(管理番号・型式・校正周期・次回校正日・実施記録)が満たせるかを見積もり時に確認してください。なお、本システムは校正作業そのものは行わず、校正はJCSS登録事業者などの校正業者へ依頼する前提の管理ツールです。

まとめ
計測器管理システムは、対応端末・課金方式・導入形態・監査向け出力・料金の公開状況という5つの軸で比較すると、自社に合う製品が見えてきます。iOS中心の日常点検はSOKADA、Windows買い切りはQC PRO CX、ISO要求の網羅はQCメイトMD、電気計測器と月額プランはMyAssetsが候補です。クラウドで登録台数無制限・PC+スマホ対応・料金公開を重視するなら計測器校正HUBも比較対象に加え、無料トライアルで実際の操作感を確かめるとよいでしょう。
よくある質問
Q. SOKADAとQC PRO CXの違いは何ですか?
SOKADAはiOSアプリ専用のクラウド型で台数課金、現場の日常点検をモバイル中心で回す運用に強みがあります。QC PRO CXはWindows・オンプレミス(SQL Server)の買い切り型(50万円台〜)で、メール通知や権限管理は有償オプションとして構成します。対応端末・課金方式・導入形態が大きく異なるため、自社の環境に合う方を選びます。
Q. QCメイトMDの料金はいくらですか?
QCメイトMDは料金非公開のため、要問い合わせとなります。Windowsインストール型で、ISO要求事項の網羅や帳票の合否判定に対応するとされている点が特徴です。費用感は導入規模により変わるため、提供元への見積もり依頼で確認してください。
Q. MyAssetsの料金は公開されていますか?
はい。MyAssets(横河レンタリース)はベーシック月1万円・スタンダード月5万円・プレミアム月8万円の3プランを公開しています。クラウド型で、電気計測器寄りの構成が特徴です。
Q. スマホで使える製品はどれですか?
クラウド型はPCブラウザに加えてスマートフォンでの利用に対応する製品があります。SOKADAはiOSアプリ専用、計測器校正HUBはPCブラウザとスマートフォンの両方に対応します。マルチデバイス対応の範囲は製品ごとに異なるため、事前に各製品で確認してください。
自社の台帳運用に合うかは、計測器校正HUBの14日間の無料トライアル(クレジットカード不要・初期費用30,000円)で試せます。
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出典
- ISO 9001:2015 7.1.5(測定機器の管理・記録・遡及的な影響評価):ISO公式ページ
- IATF 16949:2016(自動車産業向けの追加要求事項):IATF Global Oversight
- 各製品の対応OS・課金方式・料金の公開状況:各社の公開情報(2026年時点でWeb確認)
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